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皮ごと食べれる希少な国産有機無農薬栽培のレモン果実です。
小豆島産有機レモン果実
2,520円(税込)
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小豆島産有機レモン果実
2,520円(税込)
※日曜日から土曜日にご注文いただいた柑橘類は翌週の月曜日に収穫し発送します。ヤマト運輸によるお届けは翌日火曜日もしくは翌々日の水曜日になります。
 
小豆島のオリーブ畑で育てた希少な国産有機無農薬栽培のレモンの果実です。

山田オリーブ園では全ての農産物を農薬や化学肥料を使わず有機栽培で育てています。ふかふかの土と生き物一杯の畑で育ったレモンは、驚くほど強く生き生きとした香りがします。ご注文をいただいてから、木に生っているレモンを収穫し翌日にはお手元に届くのでレモンそのものの香りを楽しんでいただけます。

海外の農薬や防腐剤を沢山使ったレモンの皮はそのまま食べることができません。リモネンといったレモンの香り成分は、果汁ではなく果皮に多く含まれています。山田オリーブ園の有機JAS認定レモン果実は香り高い皮こそ食べてもらいたい、そんなレモンです。

無農薬で栽培しているため果皮に凸凹や突起があります。ご了承ください。

1玉あたり100g前後で1kgで10個くらいです。1kg単位でご注文ください。

レモンの皮ごと使う色んな料理、レモネード、レモンサワー、ジャム、塩レモン、レモンティーなどなど皮も丸ごと使ってください。


【国産有機レモンができるまでの9年の物語】

 


小豆島産有機レモン


2021年冬。


 


ようやく収穫したレモンを出荷することができた。


 


レモンと出会ってから9年、実がなるのにこんなに時間が掛かるなんて想像していなかった。時間は掛かったけど、オリーブと一緒に育てたレモンが金色に輝く様子を見るのは今年の冬の楽しみ。国内でもほとんど生産されていない国産有機レモンができるまでのこと。


 


オリーブ畑に咲いたレモンの花


2012年5月。


 


新しく借りた馬木の畑に前の持ち主が植えていた木に白い花が咲く。紫色の蕾が付いていると思ったら、今朝、肉厚の白い花が咲いていた。レモンの花、初めて見た。花びらを食べたらすっぱいだろうか。香りを嗅ごうと花に近づくとゴツイ棘が阻む。これが最初のレモンとの出会い。


 


レモンとオリーブ


レモンの木の近くにオリーブを植えるとオリーブオイルが仄かにレモンの香りがするという話しをオリーブ仲間に聞く。ほんとかどうか分からないけど、そうだったらすごいなと。ひとつ気になることがある。レモンの木の隣にあるオリーブだけが全くハマキムシに食われていない。1本だけなので偶然かもしれないけど、もしかするとハマキガがレモンの木の柑橘系の匂いを嫌っていたらすごい。


 



2012年10月。


 


花は沢山咲いていたけど実は一個だけ。姿形はレモンだけど秋のレモンはこんなに緑。


 


2012年12月レモンの実


2012年12月。


 


見守ってきた1個だけのレモンが色づいて完全にレモン。どうやって食べようか楽しみにしていたが最初に出会ったこのレモンは或る日、畑に行くと無くなっていた。誰か持って行った?残念。ちょうどそのころ、オリーブ農家の先輩が作ったレモンの実とオリーブの実を一緒に搾ったレモンオリーブオイルと出会う。食べると爽やかなレモンの香りがした後に、オリーブのミッション種特有の辛味が残る印象的なオリーブオイルで、香りがする農産物と一緒に搾ったオリーブオイルのことをフレーバーオイルと呼ぶということを教えてもらう。自分もこんなオイルをいつか搾ってみたいと決心する。


 


レモンの苗木を植える2013年


2013年3月。


 


西城のオリーブ畑の端にレモンの苗木を植える。そういえばこの頃は雑草を抑えるために畑に色んなカバープランツを植えていた。レモンとオリーブの間にあるのは、その後草生栽培に移行していくヒントになったシロツメクサ、別名クローバー。


 


レモンの畑にカラスアゲハの幼虫


2013年7月。


 


レモンの葉がどんどん減っていくのに気づく。よく見てみるとカラスアゲハの幼虫が葉を食べていた。オリーブの葉を食べる虫とレモンの葉を食べる虫は全く違うという、当たり前のことに初めて気づかされる。植物によってその葉や実を食べる虫が違うという当たり前だけど新鮮な発見によって、この頃からオリーブアナアキゾウムシ以外の虫の生態へも興味を持ち始める。


 


カラスアゲハの幼虫を潰す


アゲハチョウを潰そうとすると頭から黄色い角を出す。この黄色いのは臭角(しゅうかく)と呼ばれていて独特の匂いで天敵を驚かせて身を守るためのもの。ちなみに、この匂いは食べた葉の匂いに似ている。葉の匂いより少し薬剤寄りの危険な香り。レモンの葉を食べた幼虫とベルガモットの葉を食べた幼虫は違う香りがするから面白い。ちなみに幼虫を潰すと、そこらにパッとレモンの香りが広がる。アゲハの幼虫、そのまま料理に入れたらおいしそうだけど試したことはない。ちなみにオリーブの葉を食べるハマキムシは食べたことはあるけどオリーブ特有の渋みが全くなくなってまろやかだった。酵素がポリフェノールを分解したらしいが、植物を食べる虫の消化器官と風味の相関誰か調べた人がいないだろうか。ネットで調べてみると「アゲハとアゲハ茶」という記事があった。


 


引用「みかんの葉を食べていたナミアゲハ幼虫をゆでて試食。噛み締めると昆虫共通のほのかな甘味がして、そのあとからみかんのスッとする匂いが鼻に抜けた。ついでにアゲハのフンをお茶パックに入れて煮出したところ、さっぱりした飲み心地がして、さわやかな後口もよかった。ほとんどがみかんの葉の成分なのでビタミンCが多そうなイメージがある。」


 


やはり世の中には色んな人がいる。みかんよりレモンとベルガモットの方がもっとおいしいと教えてあげたい。


 


シカ除けネット


2015年6月。


 


苗木を植えて3年。なぜかほとんど育たないレモンの苗木。山際なので害虫も多く南側のオリーブの日陰になって日当たりもイマイチ。植える場所が悪かったみたい。この頃からオリーブ畑にシカが侵入してオリーブの樹皮を食べる被害が拡大したため溝の手間にシカ除けネットを張る。ネットの外に残していると世話ができないので場所を移植する。


 


レモンの幼木


2017年12月。


 


オリーブの木を間伐した隙間にレモンを移植して2年。根がいったん切れたせいかほとんど育たなかったレモンの木が秋になって突然、新芽を吹き始める。このまま大きくなれ。


 


レモンの花と蜂


2020年4月。


 


いつの間にか僕の背丈を超えたレモンの木に沢山の花が咲いて花蜂たちの羽音がうるくいくらいに聞こえてくる。今年こそ実が生ってください。


 


小豆島産有機グリーレモン


レモンとオリーブ


小豆島産有機レモンオリーブオイル


 


2020年10月。


 


馬木の畑で初めてレモンの出会ってからいつの間にか9年も経っていた。失敗ばかりでレモンの木には苦労を掛けたけど何とか国産100%の有機レモンと有機オリーブを一緒に搾ったレモンオリーブオイルの完成。


 


小豆島産有機レモンオリーブオイルと有機レモン果実をネットショップ限定で販売しています。よろしければどうぞ。



小豆島の有機オリーブ通販 山田オリーブ園


 


※オリーブオイルは完売していますが果実は販売中です。(2021.1.13)


 


オリーブ畑の有機レモン


 


 


 


 


 

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